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安全・衛生管理

安全・衛生と品質に対するあくなき挑戦。

ANAケータリングサービスでは、施設面での充実はもちろん、
HACCPプロセスの完全実施、衛生教育・保安教育を徹底することで、品質の向上に努めています。

食の安全−品質保証−

HACCPに対する取り組み

徹底した温度管理
各工程において、HACCPの手法を導入し徹底した温度管理を基盤に運用をしています。専門の部署による定期的な内部監査や仕入れ先への監査の実施に加え、PDCAのサイクルを回すことで手順、工程、設備などすべての業務の改善に努めています。
【HACCPシステム図】HACCPシステム図

徹底した温度管理

HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)とは

工程上の危害を起こす要因(Hazard)を分析(Analysis)し、それを管理できる重要管理点(CCP)を連続的に監視して安全を確保する管理手法です。材料の仕入れから製造・出荷までの工程の中で、危害を防止するために監視や記録(温度記録)をおこない、異常があった場合は直ぐに対策を打つことで提供を未然に防ぐことができます。
実効性を高めるために、衛生管理の基礎として、原材料の生産に始まり、施設・設備および機械・器具の衛生管理、食品の一般的取扱い、従業員の衛生管理と教育訓練などの食品の衛生管理にかかわる一般共通事項まで衛生管理プログラムを作成しています。
弊社では温度管理を特に重要な管理項目としており、自社独自の温度基準を設定しています。

HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)とは

外部機関による評価

東京都認証
2016年3月 東京都食品衛生自主管理認証を取得しました。
東京都食品衛生自主管理認証制度は食品関係施設が日々取り組んでいる自主的な衛生管理を積極的に評価する、東京都独自の制度です。

東京都食品衛生マイスター

検査体制

受入時の温度チェック、品質検査室による日常的な微生物検査など日々の検査を徹底し、確実な衛生管理を実施しています。検査結果は現場の作業や手順にフィードバックされ、常に改善が進められています。

  • 受け入れ検査

    受け入れ検査 数量、梱包状態だけでなく、受入れたすべての食材に対して温度チェックを実施しています。外部から搬入された梱包材は受入れ時にすべて開梱され、構内専用のトレイに積み替え、梱包材を工場内に持ち込まない工夫をしています。
  • 品質検査室

    品質検査室 外部と遮断された空間で、食材や器具などのサンプリング検査を実施しています。粉砕した食材を培養液に浸け、約48時間培養し、菌の増え方を確認します。結果は日常作業にフィードバックされています。
  • 記録

    記録 すべての工程、製品の温度記録、検査履歴と結果はもれなく記録をとっています。記録は保管されているので、いつでも工程をさかのぼって確認することができます。また、出荷した製品は全てサンプルを保管し、出荷後に万が一の異常が疑われる場合に備えています。
  • 検査装置

    検査装置 異物混入対策を確実にするためX線検査装置、金属探知機を導入しています。

施設

施設面でも改善を続けています。特に2011年4月にオープンした川崎工場においては、衛生管理、セキュリティ管理共に高度に徹底されたクリーンな施設として稼働しています。

  • サニタリーエリア

    サニタリーエリア 調理エリアに入室する前にサニタリーエリアを設置しています。ほこり取り、手洗い、アルコール消毒、エアーシャワーの順に細かい手順が決められ、ゴミや菌を外部から持ち込まないための工夫がされています。
  • 蛍光灯カバー

    蛍光灯カバー 地震などの際に、万が一蛍光管が割れても、食品の中に入らないよう全ての照明器具にカバーがつけられています。
  • エアコンカバー

    エアコンカバー 直接風が吹出してほこりや塵の要因にならないように、エアコンの吹き出し口は布で覆われています。
  • ブラストチラー(急速冷蔵庫)

    ブラストチラー(急速冷蔵庫) HACCPの基準に基づき、加熱調理のあと、急速に冷却しています。ブラストチラーはこの基準を満たし、おいしく安全な機内食を提供するための設備です。

教育訓練

全社員対象に定期的に衛生教育を実施し、日常の改善活動と合わせて、社員一人一人のモラルとモチベーションの向上に重点をおいています。

教育訓練

フードディフェンス

フードディフェンスは、工場への入場管理、製造場内へのアクセス制限、製造場内への持ち込み物制限、薬剤管理など、ソフト、ハード両面での各種対策を取り組んでいます。

  • 安心カメラ

    「安心カメラ」を設置し、外部からの不審者の侵入、危険物・異物の混入などの行為を監視・抑制するとともに、食品と従業員の安全、さらにお客さまの安心の保証に努めています。
  • 薬品等の管理

    洗浄や検査に使う薬品は、整理整頓を基本に、ルールに従い区別して、決められた場所にて施錠管理しています。使用の都度記録をつけて残量チェックをするなど、無用な持ち出しができないようガードされています。
  • 金属探知機による入室検査

    金属探知機による入室検査 異物混入につながりやすいものや、製造に不要なものは作業エリアへの持ち込みが禁止されています。また、従業員に対しては、定期的に金属探知機による入室検査を実施しています。

アレルギー表示(27品目)

アレルギー物質27品目全て法令で定められた様式で表示しています。お客様の立場にたった安心、適切でわかりやすい表示に努めています。

表示の義務があるもの特定原材料7品目
えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生
表示が推奨されているもの特定原材料に準ずるもの20品目
あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

ブルーナンバー・イニシアティブ

ブルーナンバー・イニシアティブへの参画
ANAグループは、将来的に機内食などの食にかかわる分野においてこのプラットフォームを活用し、環境保全や人権尊重を含めた「食のサプライチェーンマネジメント」を強化することを目指しています。これによりお客様に安全・安心な「食」を提供するとともに、日本各地の生産者支援につなげていきます。
詳細はこちら

航空保安・オペレーション安全

安全・保安に対する取り組み

国土交通省により策定されている「国家民間航空保安プログラム」に基づき、ANAC航空保安計画を策定しています。これにしたがい施設面、運用面ともに万全のセキュリティ体制を確立しています。

施設

  • 出入り管理、アクセス制限

    金属探知機による入室検査 敷地・建物内への出入口にICカードによる入退場管理システムを導入し、また、保税品を扱うエリアには限られた従業員だけが出入りできる仕組みになっています。これにより、来訪者はもとより、従業員も担当業務に関係のない区域には立ち入れない仕組みになっています。
  • 機内持込制限品の管理

    航空機内に持込制限をされている包丁やハサミ等の刃物類は、機内食を作っているキッチン内では、一つ一つに持ち出し記録表をつけ、施錠のできる保管庫にて厳重に管理しています。
  • セキュリティシール

    セキュリティシール 組み込みの完了したカートには客室乗務員以外には開けることのできない、セキュリティシールというタグが取り付けられます。また、搬送中の安全を確保するため、搬送用車両に積込みが完了するとタグが取り付けられます。空港施設の検問所では、このタグが確認され封印チェックを受けます。

教育訓練

  • 保安教育

    保安教育 全社員を対象として、定期的に保安教育を実施しています。ビデオ教材などを使用して、どの階層にもわかりやすい教育プログラムを企画しています。
  • 安全運転教育

    安全運転教育 運転従事者に対し、安全運転講習会の開催や、インストラクターによる同乗点検を実施し、安全意識・知識・技術の向上を継続的に実施しています。

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